【FANZA 】サメとの7日間【俺の宝箱】

とある夜、深海恭平はふと気づくと見知らぬ浜辺に倒れていた。周囲を見渡せば、そこには広々とした海、そして砂浜……混乱に溺れる中、それとは別に、頭に妙な違和感を覚え、おそるおそる確認をしてみると──「あぐ、あぐ」どこかサメっぽい見た目をした全裸の少女が、恭平の頭をガシガシ噛んでいた。咄嗟のことに驚き、その場から逃げ出した先で、今度は夜中にもかかわらず水着の女の子に会ったかと思えば、「よかった〜〜っ！ 生きてたよぉ〜〜！」と抱き付いてきたりと、もはやわからないことだらけ。恭平の幼馴染みだと主張する抱きついてきた女の子の話に耳を傾けていると、先ほどのサメっぽい見た目の全裸少女が追いついてきてしまう。逃げ出そうと慌てる恭平を尻目に、全裸サメ少女はおもむろに恭平を指さし――「くう。このひと、おそわれた」固まる空気。幼馴染みだという女の子からはドン引きの冷たい視線が恭平へと注がれる中、全裸サメ少女は、より正確な言葉を紡ぐ。「くう。このひと、‘‘に、’’おそわれた」鳴り響くパトカーのサイレン。かけられる冷たい手錠……深海恭平、意識を取り戻してからわずか数分にして、早くも社会的危機――！恭平の幼馴染みだというパワフルスポーツガール『保城麗水』。島に観光へやってきたB級グルメ大好きな強気美少女『天竺天音』。そして、可愛らしい鳴き声のような口癖にちなんで『くーこ』と名付けられた、サメっぽい見た目の女の子――謎に満ちあふれたこの島で、恭平は様々な女の子との出逢いを重ねながら、激動の運命へと巻き込まれていく――

レビュー

想像以上のストーリーに胸踊らせていただきましたが、お姉さんルートが良すぎました。それまで、好きな子とのイチャイチャや濃厚なストーリーと謎解きを楽しんでいたら、お姉さんルートで完全にお姉さんの虜になってしまった。お姉さん系は趣味ではなかったけど、これから漁りたいと思います！

前作のシアンブルーから磨きをかけたイラストレーター「つる蒟蒻」と、新進気鋭のライター「三河ゴースト」による渾身の一作です。ゲーム全体を通してクオリティが高かったので、サブ絵師とサブライターの皆様にも確かな技量を感じました。オープニングムービーの軽やかなイメージとは裏腹の重厚なシナリオに驚きました。イラスト、シナリオ、音楽、どれを取っても良かったです。CUBEの皆様にはこれからも頑張ってほしいと思います。

各ルートで情報がどんどん集まって秘密が明らかになってく感じが非常に面白く、読みやすい。全てが完璧というわけではないですが、この絶望感と読んでる時のワクワク感は十二分に買ってよかったと感じさせる出来です。作中でしばしば「B級映画」「サメ映画」という言葉が使われますが、まさにこの作品は微妙に面白くないB級サメ映画を世界観で面白くした作品だと感じました。ただ元がB級映画なので、完璧とはいかない内容...でも案外それで良いんじゃないか、と思わせる作品。

他のレビューでVTuberを見てきた人がいます。不快なのでバチャ豚はしゃべらないでください。

ネタバレ含む個性的で魅力的なヒロインたちと、何かがおかしい南の島で惨劇を回避するために奮闘する作品です。サメ要素は意外と少なかったように思うので、それを期待している人は注意です(サメ映画要素はあります)。物語はシリアス寄りです。心を抉られる展開もありますが、その分グランドEDにたどり着いたときはとても清々しい気持ちになりました(野蛸が何を象徴しているかを考えると可笑しな話ですが笑)。軽快な会話劇のおかげで終始鬱々としたトーンにはならず、メリハリがあるのは脚本担当の力量故でしょうか。特に遠花との会話の応酬は楽しかったです。また、エロゲ自体の構造や観客と演者の関係など、メタフィクション的な要素を上手く設定に組み込んでいたのも面白かったです。欲を言えば、7日間と言わず、もっと個々のヒロインと関係を深めたかったという気持ちはあります。これは物語の構造上仕方ない点ではありますが。サウンド面も力が入っていてBGMやOP/ED曲は良曲揃いです。特に「Departures」は必聴なので、マキシシングル付を買うと幸せになれます。声優の演技も良かったです(特に船堀お姉さん)。ただ、一部テキストと音声が合っていない箇所があり、後日修正されるかもしれませんが少し気になりました。

おすすめしたいこと○キャラすげえかわいい○キャラの声もかわいい○一通りエッチシーンあるおすすめできないこと△サメ映画見てないとノリわからないかも△もうちょっとエッチシーンみたかった△救われない共通読むの少し苦労したけど、それより救われないところがちょっとな。ネタバレになるけど。

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